寝る時に足先が冷たいとなかなか寝つけないばかりか、睡眠中に「こむら返り」を起こし、あまりの激痛に目を覚ましてしまいますよね。
とはいえ、靴下を履いたまま寝たり、厚着をして寝ると逆効果なのでおすすめできません。
そこで今回は、
- 寝る時に靴下を履いてはいけない3つの理由
- 質の良い睡眠がとれる5つの冷え性対策
を紹介します。
寒さに震えて眠れないという状況から抜け出し、スムーズに寝つけて翌朝スッキリと起きられるので、仕事など日中の集中力もアップするのでぜひ参考にしてみてください。
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寝る時に靴下を履いてはいけない3つの理由
寝る時に靴下を履いてはいけない理由は、主に3つあります。
- 血液循環が悪くなる
- 足が蒸れる
- 足を温めすぎると体が冷える
血液循環が悪くなる
靴下を履いたまま寝ると、足の血管が締め付けられ血液の循環が悪くなります。
血液の循環が悪くなると、体温調整の妨げになるため睡眠の質が低下してしまいます。
締め付けの弱い靴下でも「毛細血管」には少なからず影響するので、靴下は履かずに寝ることをおすすめします。
足が蒸れる
靴下を履いて寝ると、靴下の中が蒸れやすくなります。
これは、布団の中は温かいので、いつもより足の温度が上がってしまうためです。
足の温度が上がると、汗をかきやすくなり靴下の中が湿った状態になってしまいます。
足が湿った状態になると、気化熱の作用によって余計に熱が奪われるため足の冷えが悪化してしまうので靴下を履いて寝てはいけません。
足を温めすぎると体が冷える
靴下を履いて寝ると、足が暖かくなりすぎて体が熱を過剰に放出しようとしてしまいます。
その結果、かえって体の中から冷えてしまうため、良い睡眠を得ることができなくなってしまいます。
このように、靴下を履いたまま寝るとデメリットが多いのでおすすめできません。
とはいえ、靴下を履いて寝ないと足が冷たくて眠れないと思うので、その解決策を5つ紹介したいと思います。
質の良い睡眠がとれる5つの冷え性対策
入浴後まだ足が温かい状態で布団に入れればいいのですが、難しければ寝る寸前まで足を保温して冷えないようにすることが大切です。
寝る時間まで足を保温しておく主な方法は、
- ルームソックスやルームブーツで保温する
- 寝る前にフットバスで足湯する
- 温感保湿クリームを使う
ルームソックスやルームブーツで保温する
入浴して温まった足を冷やさないように、靴下やルームシューズを履いて、寝るまでのあいだ足を保温するようにしましょう。
お風呂上がりにルームシューズを素足で履いていると、足に汗をかきやすく菌が繁殖し臭くなってしまうので靴下を履いて使用するのがおすすめです。
また、靴下は血液の循環を妨げないように、締めつけ感がないものを選ぶようにしましょう。
寝る前にフットバスで足湯する
入浴してから寝るまでに時間が空いてしまう場合には、寝る前に足湯をするのも効果的です。
最近は、
- 保温機能
- 温度調整機能
- マッサージ機能
などが付いたフットバスが、比較的お手頃な値段で買えます。
毎日、寝る前に行うと、血行がスムーズになり「むくみ」の解消も期待できるのも嬉しいポイント。
足湯は靴下や湯たんぽ・電気毛布などのデメリットもなく、熱放散をサポートするとても理にかなった方法です。
また、入浴時に得られる深部体温の上昇効果も多少あるうえに、熱放散も促進されるので寝つきが悪い人には特におすすめです。
冷えて足がつるなら温感保湿レッグクリーム
寝る前までしっかりと保温しても、寝ていると徐々に足が冷えてきてしまう人もいるかもしれません。
足が冷えてしまうと、朝方に足がつる、いわゆる「こむら返り」に苦しむ人も少なくありません。
そんな場合は、温感保湿レッグクリームがおすすめです。
『ルピエライン』のような、温感保湿レッグクリームを寝る前に塗れば、ポカポカと朝まで質の良い睡眠をサポートしてくれます。
寝る時に靴下を履きたいならレッグウォーマーがおすすめ
冒頭で寝る時に靴下を履いてはいけない理由を解説しましたが、それでも靴下を履いて寝たいという人は「レッグウォーマー」がおすすめです。
就寝時に靴下を履いてはいけない一番の理由は、足先に熱がこもってしまい、かえってカラダを冷やしてしまうことにあります。
レッグウォーマーであれば、足先は素足の状態なので熱放散の妨げになりません。
しかも、脂肪や筋肉が少ないため冷えやすい足首は、しっかりと温められ足先まで暖かくなるので寝つきやすい状態もサポートしてくれます。
もちろん、締めつけが強いものだと、血液循環が悪くなり体温調整の妨げになるのでゆるめのものを選ぶことが大切です。
寝る時に履くならこんな靴下
就寝時に靴下を履くのは、寝つきやすくなるメリットはあるものの、温かくなりすぎると蒸れたり体が熱を放出してしまい冷えにつながってしまいます。
もし、レッグウォーマーが苦手で、靴下を履いて寝たい場合は、蒸れにくく締め付けない靴下を選ぶようにしましょう。
吸放湿性に優れているシルク素材で作られたゆるゆるな靴下がおすすめです。
足の冷えを解消する簡単なエクササイズ
寝る時に、足の冷えを解消するエクササイズを行うのも効果的です。
やり方はとても簡単で、寝る前に布団やベットの上に仰向けになり、足首を直角にしたりまっすぐ伸ばすことを数回繰り返すだけです。
また、手足の指を開いたり握ったりするのも効果的です。
とても簡単な運動ですが、実践してみると想像以上に足が温まるし、血行が良くなりむくみの解消にも繋がるのでおすすめです。
厚着をして寝るのはNG
寒くても厚着をして寝ると質の良い睡眠ができません。
厚着をして寝ると、体の表面は温められるかもしれませんが、熱放散の妨げになり睡眠中に体温がこもってしまいます。
また、厚着をして寝汗をかいてしまうと、かえって体を冷やしてしまう結果になるので肌着の上に通気性の良いパジャマを着る程度に留めるのが良いでしょう。
睡眠中に湯たんぽや電気毛布は使ってはいけない理由
睡眠中に湯たんぽや電気毛布を使って寝ると、たしかに温かいかもしれません。
しかし、睡眠中に湯たんぽや電気毛布を使うと、これも熱放散の妨げになり体温がこもり良質な睡眠の邪魔をしてしまいます。
湯たんぽや電気毛布は、寝る寸前まで布団を温めておくものとして使用し、寝る時は湯たんぽは取り出し電気毛布の電源は切ることが大切です。
睡眠中に靴下を履いて寝る唯一のメリット
靴下を履いたまま寝るメリットをしいて言うなら、素足で寝るよりも乾燥を防げるということ。
夏に可愛いサンダルを履いても、かかとがガサガサしていると魅力が半減してしまいますよね。
そんな時には、保湿クリームをかかとに塗って、靴下を履いて寝れば朝まで保湿されるためガサガサかかとの改善は期待できます。
でも、睡眠中に靴下を履いたままだと、前述してきたデメリットが多いのでおすすめはできません。
足の保湿は、入浴後すぐに保湿クリームを塗って靴下を履き、靴下を脱ぐ寝床に入るまでの間で行うのが大切です。
こむら返りの原因とは?
睡眠中に足が冷えていると突如「こむら返り」に襲われる人も少なくありません。
まずは、こむら返りの対処法の前に、こむら返りの原因について知っておきましょう。
こむら返りの原因を知っていれば、私生活で注意しなければいけないポイントが分かるので、適切に予防することが可能になります。
こむら返りの主な原因は
- 水分不足
- ミネラル不足
- 身体の冷え
- 運動不足
など、この中の1つでも不足していると「こむら返り」が起きやすい状態といえます。
それでは、1つずつ簡単に説明していきます。
水分不足
真夏の甲子園で行われている高校野球中継で、選手が足をつってしまうシーンを見かけたことはありませんか?
毎日、厳しい練習を積み重ねてきた選手が試合中に足をつるというのは通常考えにくいのですが。
真夏の炎天下の中でプレーをしていると汗を大量にかきますよね。
それが、水分不足とともにミネラル不足を招いて、筋肉の異常収縮を引き起こすことに繋がってしまうのです。
ミネラル不足
ミネラルの中でも、こむら返りには「カルシウム」と「マグネシウム」が重要になるのですが、このカルシウムとマグネシウムのバランスが、2:1の状態を保つことができれば「こむら返り」になりにくいと言われています。
反対に、この2:1の比率が保たれていないと「こむら返り」になりやすい状態と言えます。
カルシウムは筋肉を収縮させる役割があり、そのカルシウムを調整して筋肉の収縮を正常に保っているのがマグネシウムなのです。
つまり、睡眠中こむら返りを起こす時は、この2:1という黄金比率が崩れている可能性が高いということなんですね。
また、カルシウムとマグネシウムを同時に摂取できる食べ物は
- 大豆
- ゴマ
が、手軽に摂ることができる食材として知られています。
身体の冷え
こむら返りは、真夏の水分不足やミネラル不足のほかに身体が冷えた時にも起こりやすくなります。
冬の寒い時期はもちろんですが、真夏でもクーラーにより体が冷えてしまうので注意が必要です。
暑くて寝苦しいからといって、クーラーで寝室を冷やしすぎるとこむら返りの原因にもなってしまうので気をつけましょう。
運動不足と過度な運動
過度な運動をした時は、筋肉に大きな負担がかかるため「こむら返り」を起こしやすいのですが、運動不足な状態でも「こむら返り」になりやすいので注意が必要です。
普段から、適度な運動をすることが大切ですが、難しければ軽いストレッチ運動でも効果があるので行うようにしましょう。
睡眠中のふくらはぎを襲うこむら返りの対処法
こむら返りの原因が分かったところで、具体的に何をやったら良いのかがハッキリしませんよね?
そこで、こむら返りの原因を実際に改善した私の対処法を2つご紹介したいと思います。
どちらも、簡単にできる効果的な対処法なので参考にしてみてください。
まず初めにご紹介するのは、温感保湿レッグクリームを塗る方法です。
温感保湿レッグクリームで血行促進して筋肉の緊張をやわらげる
こむら返りの原因には、足の冷えによる血行不良や筋肉の緊張状態があります。
この2つの原因をサポートしてくれるのが、温感保湿レッグクリームです。
温感保湿レッグクリームを塗って寝ると、ポカポカと温かくなっていきなり悶絶するような痛みを予防できます。
ちなみに、私はむくみも同時にケアできる温感保湿レッグクリーム【ルピエライン】を使用しているので参考にしてみてください。
それから、もう1つ行っている「こむら返り」ケアは、ふくらはぎ専用ウォーマーをはいて寝ることです。
実際に、私がはいている「こむら返り」「足のつり」専用のレッグウォーマーもご紹介しますね。
ミーテ・ライトロング
私が毎日寝る時にはいている”こむら返り対策専用”のレッグウォーマーは【ミーテ・ライトロング】といいます。
この【ミーテ・ライトロング】は、ふくらはぎに起こるこむら返りの大きな原因である冷えを簡単に解決してくれるレッグウォーマーです。
【ミーテ・ライトロング】をはいて寝るようになってからは、就寝中に1度もこむら返りになったことがないので本当に助かってます。
しかも、効果はこれだけではなくもう1つ良いことがあったんです♪
それは、私は冷え症で足先が冷たくてツラかったのですが、【ミーテ・ライトロング】をはいてからはポカポカしてグッスリと眠れるようになったんです。
通常は、足先を温めたいと思ったら足先に対策しますよね?
でも、それは間違いで。。
足先を温めたいなら、足先に流れていく血液が通るふくらはぎを温めるのが正解なんだそうです。
実際、はいて体感してみるとその違いがすぐに分かりますので試してみてください。(締め付けが強いレッグウォーマーだと逆効果なので注意!)
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人が睡眠に入るメカニズム
睡眠時の手足の冷えを解消するには、私たち人間が入眠する際のメカニズムを理解することが大切です。
スムーズな入眠と質の良い睡眠は、脳の温度が深く関係しています。
活動している日中は、脳の温度は高く保たれていますが、夜間はカラダの熱を手足から逃がして脳や体の深部を冷やす熱放散(ねつほうさん)が行われます。
眠くなると手足が温かくなるのは、手足から熱を逃がして脳や体の深部を冷やす熱放散が行われているからなんですね。
つまり、手足が冷え切っていて熱放散を上手く行えないと、脳の温度が下がらないため寝つきが悪くなってしまいます。
ようするに、就寝前には手足がポカポカと熱放散しやすい状態を作れば、スムーズな入眠と質の良い睡眠を得られやすくなるということです。(参考元:厚生労働省「e-ヘルスネット」)
とはいえ、靴下を履いたまま眠るのは、メリットよりもデメリットのほうが多いのでおすすめはできないので、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
まとめ
おさらい
- 手足が冷えていると、脳と深部体温の温度が下がらないため、寝つきが悪くなる。
- 靴下を履いて寝ると血液循環が悪くなる。
- 靴下を履いたまま寝ると足が蒸れて、かえって足が冷える。
- 睡眠中に足を温め過ぎると、過剰に熱を放出するため体が冷える。
- 寝る寸前まで靴下やルームシューズで保温する。
- 寝る前にフットバスで足湯するのがベスト。
- 温感保湿クリーム『ルピエライン』を使えばこむら返りの予防にもなる。
- レッグウォーマーでふくらはぎや足首を温めれば、足先も温かくなる。
- 寝る前に冷えを解消するエクササイズをする。
- 厚着をして寝てはいけない。
- 湯たんぽや電気毛布は、布団に入る時に取り出し、電源は切る。
- 寝る時に履くなら、ゆるゆるサイズな吸放湿性に優れたシルク素材の靴下がおすすめ。
- 睡眠中に靴下を履いて寝るメリットは、素足よりも乾燥を防げることぐらい。
靴下を履いたまま寝ると、足の冷えを解消できて良く眠れそうなイメージがありますが、かえって冷えを招く結果になってしまいます。
正しい知識を持って行動すれば、効率よく悩みを解消できるので、ぜひ参考にして快適な睡眠をとってくださいね。
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