近くのファミリーマートで腎臓病や透析患者、糖尿病などに配慮された療養食が買えると便利ですよね。
この記事では、
- ファミリーマートに腎臓病食や透析食・糖尿病食に対応した療養食はある?
という疑問に回答していきたいと思います。
慢性腎臓病の保存期ステージ4を3年ほど過ごしている私の療養食も紹介するので参考にしてみてください。
ファミリーマートに腎臓病食や透析食・糖尿病食に対応した療養食はある?
ファミリーマートは2015年12月に療養食(メディカルフーズ)の取扱い店舗を本格的に拡大することを発表したので、
- 腎臓病食
- 透析食
- 糖尿病食
などに対応したお弁当やお惣菜があるという印象が強いかもしれません。
しかし2024年5月現在、ファミリーマートの店舗を確認すると「腎臓病食」や「糖尿病食」に対応した療養食は取り扱われていません。
腎臓病は
- 塩分
- たんぱく質
- カリウム
- リン
の摂取量を制限する必要がありますが、ファミリーマートにあるのは減塩されている商品ぐらいです。
ネットでいくら検索しても、出てくるのは2015年に療養食の取扱いを本格的に拡大という記事ばかり。
一時は本格展開して療養食の取扱い店舗を拡大していましたが方針転換したようですね。
制限食は自炊で作るのがとても大変なので、コンビニやスーパーなど身近な店舗で買えたら本当に便利なので今後に期待したいところです。
でも最近は、冷凍の療養食を宅配してくれるサービスがあるので、忙しくて自炊できない時でも手軽に腎臓病食が食べられています。
私も今まで6つのサービスに申し込んできたので、その体験談を紹介したいと思います。
ファミマの代わりに利用した6つの冷凍宅配弁当サービス
ファミリーマートをはじめ、コンビニやスーパーに「腎臓病」や「糖尿病」の療養食になるようなお弁当や惣菜が売ってないので、制限食専門の宅配弁当サービスを利用してみることにしました。
私が今まで利用してきた制限食を取り扱っている「宅配弁当サービス」は、
の5つです。
正直どのサービスも味に大きな違いはなくて、昨今の冷凍食品の美味しさには驚きです。
でも商品価格や送料はかなり違うため、最終的に1番コスパの良い『食宅便』に落ち着いています。
この6つのサービスの比較は
▶『腎臓病食・透析食宅配ランキング!おすすめの人気宅配弁当を比較してコスパの良いサービスを決定!』
を見ると詳細を確認できます。
療養食は塩分やたんぱく質を制限するだけじゃダメ!
ファミリーマートにも1商品だけで考えれば、摂取制限の範囲内に各含有量が収まる商品もたくさんあります。
しかし、療養食は食べられる量が限られているため、効率よく栄養素を摂取する必要があります。
例えば、腎臓病は「たんぱく質」の摂取制限がありますが、必要最低限のたんぱく質は摂取しないと生きていけないので、より吸収率の高い「動物性タンパク質」を意識的に食べるようにします。
「植物性タンパク質」の白飯やパンなどをたくさん食べてしまうと、それだけでタンパク質の摂取制限まで達してしまうので注意しなければいけません。
また、野菜は水にさらすか茹でこぼして「カリウム」を抜いたり、ほとんどの商品に含有量の記載すらない「リン」の摂取制限もあります。
つまり、療養食は少ない量でいかに良質な栄養素を摂取するかを綿密に考えられた食事でないとその役割を果たさないということです。
1商品で摂取制限内に収まるからといって、腎臓病食や糖尿病食になるわけではないので、厳密に言うとコンビニやスーパーには療養食になるお弁当やお惣菜は無いということになります。
「時間がない時」や「疲れている時」は宅配弁当を上手に使うと便利
疲れている時や忙しくて時間がない時などに、栄養管理された療養食を作るのは本当に大変ですよね。
私も食事療法が始まった頃は頑張って毎日作っていましたが、低タンパク米を家族の分とは別に炊いたり、成分量の計算やカリウムの茹でこぼしなど、手間と時間がどうしても掛かるため心が折れることがあります。
そんな時に冷凍庫からサッと出して電子レンジでチンするだけで、管理栄養士がバッチリ計算した制限食が食べられることを知り本当に助かりました。
今まで6つの宅配弁当サービスを利用してきて、最終的に私は『食宅便』に落ち着いていますが、それぞれメリットもあればデメリットもあります。
▶『腎臓病食・透析食宅配ランキング!おすすめの人気宅配弁当を比較してコスパの良いサービスを決定!』
の記事で詳細を確認できるので、あなた好みのサービスを見つけてみてください。
一般的なお弁当よりも多少高いかもしれませんが、療養食を作る時間や苦労を考えたら私は安く感じられています。
まとめ
今回はファミリーマートのお弁当やお惣菜に「腎臓病」や「糖尿病」に対応した商品はあるのか?という疑問に回答しました。
残念ながらファミリーマートには、腎臓病食や透析食・糖尿病食になる商品はありません。
1商品単位で考えると、療養食1食あたりの制限値内に収まる商品はたくさんあります。
しかし、療養食は食べられる量が限られているため、細かく栄養管理された料理を食べて効率よく栄養素を摂取しなければなりません。
ようするに、腎臓病患者は腎臓病のことを考え尽くした「腎臓病食」、糖尿病患者は糖尿病のことを考え尽くした「糖尿病食」を食べることがとても大切ということです。
以前ファミリーマートでは療養食を本格的に拡大しようとしていた時期もあるので、慢性腎臓病の保存期を過ごしている身としてはぜひ復活させて欲しいところです。